行政書士を目指す場合、効率よく出来るだけ短い期間の学習で合格したいと考える人が多いはずです。
しかし、法律をはじめて勉強する方にとっては決して簡単な資格とは言えないのも事実です。
そこで、これから行政書士を目指す方へ、最短で合格するためのポイントについてご紹介致します。
行政書士に最短で合格するためのポイントはたった2つ
行政書士ははじめて学習する人にとって決して簡単とはいえない試験であるため、数年かけて合格を目指す方も少なくなはずです。
しかし、何回も挑戦するのは時間や経済的な負担が大きく、なにより精神的につらいのではないでしょうか。
数年を覚悟していても、本音は最短でしかも一発で合格したい考えているはずです。
行政書士試験は簡単ではないですが、実は自身にあった学習方法を確立し、きちんと学習計画を立てることで初学習者でも十分に一発合格を狙える試験です。
なぜそう言えるのかというと、私自身が初めての挑戦、しかも独学で合格を果たしているからです。
繰り返しますが、行政書士試験を最短で合格するには、
①自分に適した学習方法の確立
②具体的な学習計画
の2つがとても重要です。
先ずは学習方法を確立しよう!

では、それぞれのポイントについてご紹介します。
最初に学習方法の確立からお話していきたいと思います。
というのも、そもそも学習方法が決まっていないのでは学習計画が立てられないからです。

初めて学習する場合、どの方法が良いか?は選択に悩むことろですね。

自分に向いている方法を選ぶのが良いと思います。
先ずは、行政書士試験に限らず何かの試験を受けるときの自分の勉強方法について考えてみて下さい。
ある程度理解できるまで、テキストを読んでから問題を解くタイプなのか、それともテキストはさらっと一読で問題演習をガンガンこなすタイプなのか、で勉強方法は異なります。
自分に合わない方法で学習を続けると、合格までの道のりが遠のき、仮に合格できたとしてもとても効率が悪い方法を選んでしまったことになります。

なるほど。❝テキストを読む方が覚えられる❞とか、❝問題を解く方が覚えやすい❞とかで選ぶってことですね。

その通りです。ちなみに私は教えてもらうより体で覚えるのが好きなタイプなので、独学かつアウトプット中心の学習スタイルを選択しました。
ご参考までに私が立てた学習計画をご紹介します。
使用を予定したテキストは一つだけ。補助教材もほとんどなしです。
ひたすら問題を解くことにのみ重点をおき、3000問近くある問題を出来れば10回解くことを決意しました。
アウトプット重視の学習方法が私自身に合っていたことが独学を選んだ理由ですが、この方法で学習から試験まで約10ヶ月で合格を果たすことが出来たのです。
なぜこの学習方法を選んだかというと、行政書士以前に2つの国家試験に同じ方法で一発合格した成功体験があったからです。
つまり、アウトプットが自分に合う!と確信めいたものがあったのです。
私とは真逆に知人の中には六法中心の学習で、これに書き込みなどをして独自六法のようなものに仕上がるまで読み込んで合格をした果たした者もいます。
なので、どういった学習スタイルが自分に合っているかはとても大事ですし、それによって学習計画は異なってくるのです。

3000問を10回もすごいですが、独自六法もすごいです!

そうなのです。どちらのやり方が正しいというのではなく、自分に合っている方法が正解ということではないでしょうか。
学習方法が決まったら学習計画を立てよう!

学習スタイルが決まったら、学習計画を立てます。
行政書士試験は、法律科目5科目と一般知識からなっています。
【法令科目】
・基礎法学
・憲法
・行政法
・民法
・商法
【一般知識】
・政治・経済・社会
・情報通信・個人情報保護
・文章理解
どの科目にどのくらいの時間をあてるか?等具体的な計画を立てることがとても重要です。
法令科目は5科目あります。わたしなど初めのころは、1つの科目を終わらせるのにひと月ほどかかっていました。
5科目全部一回りした段階で、最初の科目に戻るころにはほぼ忘れてしまっています。
記憶力の悪いわたしは覚えるということがとにかく苦手だったため、試験まで一回でも多く問題を解くことに重点をおきました。体育会の勉強方法で、とにかく反復学習です。
学習を始めてから3か月まではここまで〇〇回問題を解こう、半年後はここまで、試験の2か月前には一通り学習を終え、模擬試験に挑戦しよう、といった具合的に計画を立てます。
何カ月も学習を続けていると、その途中色々な事情で多少計画が狂うこともあるかもしえません。
そういった時はその都度修正を加えれば問題ないです。計画が狂って長く放置してしまうと、修正も困難になってしまいます。
ですから、修正も素早く柔軟に行うことが重要です。
また、初学習者か、すでに学習経験があるかといったことでも計画の立て方は異なります。
どのような方法で学習を進めていくかは受験生それぞれですが、早めに自分にあったスタイルを見つけて計画を立て学習を始めるのがよいでしょう。
行政書士講座を検討してみよう!
行政書士試験の最短合格の2つのポイントを紹介しました。
わたしが紹介したポイントを参考にしていただけると管理人としてもとてもうれしい限りですが、あれこれ試して時間ばかり過ぎてしまうのでは本末転倒です。
そういう場合は、どこかの講座に申し込んで学習を進めていくのも一つの方法です。
講座はテキストがあり学習の進め方があらかた決まっているからです。
行政書士講座では、大別して「通学」と「通信」と二つのタイプがあります。
さらに「通信」では、通学とほとんど変わらない「講義」つきで学習を進めるタイプとテキストのみで進めるタイプがあります。
また、講座を提供している予備校やスクールによって、「通学」と「通信」の両方があるところ、「通信」しかないところと2つのタイプがあります。
それぞれ一長一短ありますので、ご自身に最適な講座を選ぶようにしましょう!
まとめ
行政書士に最短で合格するには、自分に合った「学習方法の確立」と「学習計画を立てる」がとても重要です。
正直、ここを間違えると一発合格はもちろんのこと、何回受験しても合格を手にすることは難しいといっても過言ではありません。
学習方法は絶対この方法が良いというものではなく、自分に合った方法を選ぶことが大事です。
そして、きちんと学習計画を立てて、実行することが最短で合格するための近道となります。
ご自身で 「学習方法の確立」と「学習計画を立てる」 のが難しいと思う方は、講座での学習を検討しましょう!