たまにYouTubeの動画やTwitterのつぶやきなどで、❝行政書士試験初学者でも3か月で受かる!❞というのを目にした方から、「3か月で合格は本当に可能なのか?」と聞かれることがあります。
そこで、今回は行政書士試験一発合格を果たした管理人の目から❝行政書士試験3か月で合格❞の可能性について解説致します。
行政書士から見た3か月合格の可能性について

結論から言ってしまうと、3か月で合格を目指すのはかなり難しいといえます。

そうですよね!
僕なんか練習問題を1回転するだけでも1か月以上かかってしまいます^^;

もともと法律知識がある方や相当量の学習をした方であれば、3か月で合格も夢ではないかもしれせんが、初学者では難しいです。
その人の持っている学力によるところも大きいですが、一般的に考えると3か月で合格というのはかなり難しいと思います。
特に初学者の場合は不可能とまではいいませんが、現実的ではなく、そのようは短期での計画を立てること自体に無理があるといえるでしょう。
行政書士試験の経験者や法律知識をすでにお持ちの方であれば、短期合格も可能でしょうが、それでも簡単ではないと考えています。
行政書士受験生の方の中には、行政書士より難しい他の資格を目指す者が、腕試しとして受験することがあります。
そのような受験生でさえ、不合格となることが珍しくない試験です。
受験資格が不要で、誰でも受験が出来る試験ですが、決して、あなどってはいけないのが行政書士試験です。
もちろん、世の中に絶対と言い切れるものなどないのですが、仮に3か月間、寝食惜しんで勉強したとしても、合格できる可能性は時間をかけて学習した場合よりずっと低くなるのは行政書士試験に限ったことではありません。
それは受験を経験した者だからこそ言えることでもあります。
そんな賭けをするような無理な学習方法を選ぶ時点で合格からは遠くなるようにも感じます。
短期合格を目指すにはそれぞれ事情があるのでしょうが、確実に合格したいのであれば、やはりそれなりの準備は必要です。
行政書士講座の学習スケジュールから見る学習期間

資格を得るのに必要な学習期間は、資格取得向けの予備校やスクールの講座スケジュールから、どのくらいの期間が必要か?大体のことが分かります。
行政書士については、どこも概ね試験まで1年間というスケジュールで講座を組んでいることが多いです。
各予備校やスクールの講座は無理なく学習することを前提にスケジュールが組まれていますので、1日に学習できる時間を多くとれる方は、比較的に短い期間で合格を目指すことが可能です。

それでも、やはり3か月というのは無理がありますね。

稀に3か月で合格できる方もいますが、稀なケースは普通の受験生には参考にならないと思います。
3か月で合格を目指すなら1日9時間の学習が必要
一般に行政書士試験の学習時間は初学者の場合、最低800時間以上が必要といわれています。
仮に3か月で合格を目指そうとすると、800時間÷90日(3か月)=8.888….時間
つまり、少なくとも1日約9時間は勉強しないと合格しない計算になります。

普通に考えて、仕事をしていない人でも3か月間継続して1日9時間勉強するというのは、生半可な気持ちではやり通せないと思います。

実現困難な計画では、立てる意味がありません。
一概に学習時間だけで合格を測れませんが、初めて行政書士の学習をする人にとっては、学習計画を立てる上で必要な学習期間を知ることはとても重要です。
受験生によって環境や忙しい時期は異なりますし、学習中に自身や家族が病気またはトラブルに見舞われないとも限りません。仕事でトラブルを抱えることもあるでしょう。
ある程度の期間を設けて学習している場合は、学習出来ない日があっても学習計画に大きな影響を及ぼしたり、狂いが生じたりすることはありませんが、短期であればあるほど一日も無駄には出来なくなってしまいます。
こうしたことからも3か月で合格を目指すのは現実的とはいえません。
合格を確実に手にしたいのであれば、本来は1年で合格を目指すのが理想ですが、短期合格を目指す場合は、最低でも半年以上の学習期間で取り組むことを推奨します。
短期合格を目指すならスキマ時間を利用したスマホ学習がお勧め

行政書士の短期合格を目指すなら、スキマ時間も上手に利用することは必須です。
短期合格では、決められた時間の中で、いかに学習時間を確保するか、いかに効率よく学習できるか、ということが肝となります。
スキマ時間を利用して効率よく学習するなら、スマホ学習もお勧め出来る方法です。
通信講座やスクールの中には、スマホメインで学習することが前提でカリキュラムを組んでいるところがあります。
スマホ学習がメインの行政書士講座は、1回の講義が短い時間で完了するような効率の良い学習システムが整っています。
そういった講座の多くは、テキストもスマホで動画と同時に視聴できるようになっているため、スマホやタブレット以外は持ち歩きの必要がないことが特徴です。
スマホ学習は、短時間合格を目指す方だけでなく、まとまった時間が取れない人や忙しい人にも向いている方法です。
ちょっとした空き時間やスキマ時間を使った学習は、昼休みや家事の合間に勉強できるシステムなので、忙しい会社員や主婦の方にもお勧め出来る方法です。
スマホ学習なら3年間有効視聴可能なSMART合格講座がお勧め!
試験が終わったばかりの今、始めるのがお得な行政書士講座
繰り返しになりますあ、3か月で行政書士試験に挑戦するのは、かなり無謀な計画です。
練習のつもりで受験するなら何もいうことはありませんが、「不合格」というのはかなりダメージを受けるのではないかと思います。
それなら、いっそ潔く諦めてきちんと計画して学習して後に受験する方が、実は確実で近道だったりします。
無理して今年度受験して不合格体験となるより、じっくり次の試験に照準を合わせて合格を確実なものにするには、まさに試験後の今がベストなタイミングです。
大手予備校やスクールなどは、当年度の試験前後で次年度の試験向けの講座申込みの受付を始めるからです。

なぜ、講座が開始される今がお得なのですか?

それは、早目に申し込みをすると割引が受けられるからです。
行政書士講座も早期に申し込みをすることで割引を受けられることが多いので、お得に学習を始められるのが、この時期に申し込むメリットなのです。
一年間掛けてしっかり勉強したいけど、なるべく経済的負担を軽くしたいという初学習者には講義が付き講座のうちキャンペーンが適用できる講座がお勧めです。
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どうしても3か月で合格を目指したい場合
無理は承知、それでもそうしても3か月で合格したいという方は、問題を解くことに注力することをおすすめします。
問題演習に重点をおく方法では、むしろ講座や講義は必要ないです。
ただ、ひたすら問題を解くだけなので、過去問や問題集の購入だけで問題ありません。
この方法はアウトプットとインプットを同時に行うことが出来るので、時短に効果があります。
無理な学習方法はお勧めできませんが、時間は無限にあるわではないのも事実です。
一番は、後悔しないようご自身の納得のいく方法で学習することです。
まとめ
ちまたにあふれている❝3か月で行政書士合格を目指す!❞のあおりに惑わされないようにしましょう。
何度も触れていますが、行政書士試験は学習計画が重要です。
出来れば1年、最低でも6か月の学習期間を設けて学習に取り組むようにするとよいでしょう。
どうしても、短期で合格したいならひたすら問題を解くことに注力しましょう。