行政書士試験の合格を独学で目指す場合、これまでは市販の教材と問題集を購入して学習するというスタイルが一般的でした。
しかし、最近ではスマホで学習できる教材や過去問題集も見られるようになると共に、アプリで学習する人も増えています。
スマホは、スキマ時間で効率よく学習できるため、独学の方にはお勧めの方法といえます。
そこで、今回は行政書士の過去問アプリについてご紹介したいと思います。
過去問無料アプリでも効果がある?アプリ選択の注意点
最近は行政書士のアプリも多数リリースされるようになってきました。
無料のアプリをはじめ、有料のアプリもあり、受験生はどちらを選んだ方がよいか、迷われると思います。
しかし、個人的には無料版アプリはおすすめ出来ません。
【無料アプリをお勧めしない理由】
①法改正に対応していない場合がある
②広告が表示されたることがある
③出題形式が一問一答式しかない
お勧めしない一番の理由が、法改正に対応していないことです。法律資格を受験する者が、古い法知識のままで学習するのでは意味がありません。
また、②についても学習する上では使い勝手が良いとはいえません。
一問一答についてはメリットもあるのですが、デメリットもあり、個人的にあまり好きではないことも一因しています。
例えば、メリットとしては択一式の場合、正解が一つ分かれば、たの問題は分からなくても解答出来しまう、いわゆる消去法が通用しないので、ひとつひとの問題を理解できることが挙げられます。
一方デメリットは、本試験が択一と記述形式であるため、一問一答に慣れてしまうと解答出来なくなる恐れがあることです。
それでも、「無料アプリが使いたい!」という方は、メインではなく補助的に使用するとよいでしょう。
行政書士過去問アプリおすすめ3選
上記の理由から、有料版アプリを3つほどご紹介したいと思います。主に資格学校が提供しているアプリなので、安心して利用できるとはずです。
すすめNO.1アプリ~オンスク.JP
オンスクは.JPは「資格の学校TAC」の子会社が運営しているオンラインスクールです。
オンスクは.JPの講座は、資格取得・ビジネス・趣味実用に活かせる全50講座以上があり、全講座を全て月額1,078円(税込み)で受講できるのが驚きです。

一押しの理由は、全ての講座受けられることではなく、この値段なのに憲法、民法、行政法、商法の論点を解説した講義動画が付いていることです。
さらに、動画視聴時には7段階で調整できる倍速再生機能やしおり機能、講義動画のキーワード検索機能などの便利な機能も付いています。
動画つきなので、もちろんテキストもあり、ダウンロードも可能です。
肝心の演習問題ですが、全581問(多肢選択式問題を含む)です。敢えて言えば、若干少ないなとは思います。
オンスク.JPでは、行政書士を知り尽くした講師が作成した全問オリジナルの問題を提供しています。
ちなみに、オンスク.JPは一応有料なのですが、無料体験もできるようです。
オンスクのアプリを使ってみたい方はこちら
☟
オンスク.JP
おすすめNO.2アプリ~ユーキャン
おすすめNO.2のユーキャンも言わずと知れた大手の通信教育講座を取り扱う会社です。
ユーキャンのアプリは、費用は格安なのに問題数も比較的多い、そしてやはり行政書士講座があるので、安心という点がおすすめの理由です。

ユーキャンのアプリ「行政書士 一問一答 2022年版」、価格1,200円で、アプリ名の通り、 一問一答形式の問題集アプリです。
特長は、過去本試験の出題傾向分析に基づき、頻出の重要事項が厳選された問題集で、その数1,000です。

オンスクと比べると、倍近い問題数ですね。

そうなんでよね。数ではオンスクはユーキャンには勝てませんね。
もちろん、2021年度試験に完全対応!しています。
さらに、暗記項目の確認や横断的な知識整理に最適なまとめページつきです。
———○×一問一答シリーズ———
●解しやすい全問題解説が付き
●中断しても続きの問題から再開
●テーマごとのカテゴリから問題を選べる
●重要ワードが赤字になった解説文は、赤シートを利用した穴埋め問題としても活用可能
●横断的な知識の整理に最適な「重要ポイントまとめてCHECK!」
●トライした問題の達成率や正答率を表示
●間違えた問題、スキップした問題は復習帳に自動登録
●問題がランダムに出題される小テストつき
アプリストアより引用
おすすめアプリNO.3~資格の大原
3つ目の行政書士アプリは、「資格の大原 行政書士トレ問2022」です。

こちらも、大手資格学校の大原なので、安心しておすすめ出来ます。
おすすめNO.1ではなく、NO.3の理由は料金です。 こちらのアプリは科目ごとに購入する必要があり、金額は¥250~¥860/アイテムとなっています。
アプリのダウンロードは自体は無料です。各科目10問ですが無料体験が可能なので、使用感を試してから購入がよいと思います。
【大原アプリの特長】
・毎回違う順番で解答できる便利なシャッフル機能付き
・1問30秒のタイムアタック機能付き
・一問一答が全科目総計約4,000問
・しおり機能で絞込が楽にできる
問題数については、以前は3,000問題でしたが、2022年度版は増えています。

4,000問はすごいです。3種類の中でダントツですね!

大原のアプリをお勧めする理由はこの問題数の多さです。科目ごとの購入でもよいとするなら大原はおすすめです。
また、2022年度の試験には間に合いそうもありませんが、2022年11月から「情報通信・個人情報保護」を除いた全科目の配信・販売が予定されています。
おすすめ無料アプリ~行政書士 過去問 2021
最後に、無料アプリですが、評判が比較的よくダウンロード数も多いアプリをひとつご紹介します。

こちらは、一問一答と6年分の過去問演習の無料アプリです。
問題としての満足度は高いのですが、いかんせん広告が入るので、利用者にとってはストレスになるようです。
アップルでは追加料金(500円)を支払えば、広告表示なしでの利用も可能です。
問題数は6年分で全1622問です。全問題、解説付き、チェックを入れた問題をまとめて復習できる機能も付いています。
直近の法改正にも対応していて、令和2年実施試験の最新過去問が収録されています。
アプリ以外でのスマホ学習を検討してみよう!
アプリでなくてもスマホで学習できるならよいという人は、スマホで学習できる講座も検討してみましょう。
アプリでの学習は、どちらかというと独学者の受験生が演習不足を補うために利用するケースが多く、メイン学習の教材にはなりません。
少し費用の負担があってもスマホで学習出来ればよいという受験生は、スマホ学習向けの講座の方が良いと思います。
スマホ向けの講座では、スキマ時間で効率よく学習できるようなシステムになっていますので、忙しい方でも無理なく受講ができるのではないでしょうか。
スマホ学習なら3年間有効視聴可能なSMART合格講座がお勧め!
まとめ
行政書士のアプリも最近は色々なものがリリースがされています。
無料版や有料版とありますが、無料版は法改正への対応等の面からあまりおすすめ出来ません。
有料版では資格学校が提供しているアプリがおすすめです。ここで、ご紹介しているアプリはいずれも無料体験出来ますので、体験してから購入されるのが良いと思います。
独学で勉強している受験生は、アプリを利用することにより演習不足を補う効果が期待出来ます。
多少費用負担があってもスマホでが学習出来れば良いという方は、スマホ向け講座を検討してみましょう。