今回は人気行政書士講座のうち、大手資格学校「TACの行政書士講座」について、メリットだけでなくデメリット、 実際に講座で合格を果たした体験談についてもご紹介したいと思います。

TACをお勧めする理由はズバリこれ!
TACをお勧めする理由は、過去問学習に重点が置かれているからです。
行政書士の合格基準は、満点の6割です。
TACの考え方では、過去問を学習すると本試験で4割の得点が可能としています。
過去問を学習して4割の土台を作り、残りの2割を積み上げていくという学習方法を取り入れています。

過去問に重点を置く学習方法はちょこさんと同じですね?!

そうです。実は、残り2割が結構やっかいなんですけどね。。。
いずれの行政書士講座も過去問を参考にテキストや問題集が作られます。
いつもお伝えしていますが、過去問対策はともて重要です。
ですから、TACの学習法については納得できるのですが、この方法はTACに限ったことではないことを念頭にいれておきましょう。
学習スタイルについては、TACも通学講座、通信講座と両方が用意されています。通学では教室講座とビデオブース講座、通信ではWeb通信講座とDVD通信講座があります。
TACでもやはり教室講座を受けられなった場合など、Web講座で受講することが出来るようです。
受講費用については、正直高い!という印象です。
また、TACも資格の大原同様、会計に強い学校という印象で、法律系の資格には弱いのでは?という印象を持っている人が多いようです。
ちなみに、TACの受講生で行政書士に合格した方の数は、2012年~2020年で合計1,529名です。
合格年度 | 合格人数 |
2012年 | 197名 |
2013年 | 193名 |
2014年 | 149名 |
2015年 | 169名 |
2016年 | 125名 |
2017年 | 232名 |
2018年 | 169名 |
2019年 | 149名 |
2020年 | 146名 |
合 計 | 1,529名 |

ついつい、大原と比べてしまいがちですが、大原よりはやや合格者が多いようです。

でも、正直、こちらも決め手には欠けます。
TAC行政書士講座の特長について
【テキストについて】

- 白黒2色刷り
- B5サイズでコンパクト
- 図表を多く用いて分かりやすく説明
- 用語を丁寧に解説
- 初学者の方でも確実に理解できるように工夫
- 見やすいレイアウト
- 分かりやすい内容
このほか、民法・行政法のテキストでは項目ごとに、条文や判例知識を前提とした記述式の参考問題の掲載がされています。

基本学習の時点で、記述式を意識して学ぶことが出来るのは優位と思います。
【動画について】
- Web通信講座(スマホ、タブレット、パソコンのいずれでもで視聴が可能)
- 配信済みの講義は何度でも繰り返し視聴可能
- 教室同様のクオリティの講義
- DVD通信講座は、ネット環境がなくても受講が可能
【講師について】
- 神田 理生 講師
- 小池 昌三 講師
- 佐藤 リサ 講師
TACでは女性講師2名を含め総勢11名の講師が在籍していますが、このうちWeb通信講座とDVD通信講座の収録は、女性1名を含む3名の講師が担当いているようです。
TAC行政書士講座の種類と料金について
TAC行政書士講座の種類と料金体系についてご紹介します。
講座種類 | 向いている人 | 料金(税込) |
プレミアム本科生Plus |
・法律を初めて学習する方 ・確実に合格を目指す初学者の方 |
早割適用 ☟ 209,000円 Web 235,000円 DVD |
プレミアム本科生 | ・法律を初めて学習する方 ・初挑戦で確実に合格したい初学者の方 ・基礎から復習したい受験経験者の方 |
早割適用 ☟ 199,000円 Web 225,000円 DVD |
答練本科生 上級講義付き | ・問題演習不足に悩んでいる方 ・基礎レベルから無理なく応用レベルに学習を進めたい受験経験者の方 ・答練だけでなくインプット講義も受講したい受験経験者の方 |
219,000円 Web 251,000円 DVD |
答練本科生 | ・問題演習不足に悩んでいる方 ・本試験での得点力をアップしたい受験経験者の方 |
140,000円 Web |
資格のTACの料金は、早期に申し込みをすると最大50,000円の割引!を受けることが出来ます。(2021年12月20日まで)
しかし、割引を受けられる講座は、「プレミアム本科生Plus」と「プレミアム本科生」のみです。
早期割引のほか、「受験経験者割引」と「再受講割引」あり、各受講料から一律18,000円OFF!となります。(2022年1月31日まで)
それぞれ、割引には条件がありますので、申し込みをする際には確認するようにして下さい。

TACでは割引制度を利用しても受講料が高いですね。

TACの高額受講料は、デメリットでしょうね。
なお、TACで、教育訓練給付金制度の対象になっている講座は「プレミアム本科生Plus」と「プレミアム本科生」です。
申し込みの検討の際の参考にして下さい。
お勧め行政書士講座はこちら⇒行政書士資格講座比較
TACの講座で行政書士に合格した体験談
実際に資TACで学習し、合格を果たした方の体験談をご紹介したいと思います。
いずれの方も一発合格者です。
プレミアム本科生
Web通信講座の神田先生、本当にありがとうございました。また、直前期にどう時間を使えばよいか分からず困っていた時に、小池先生の動画を拝見しました。そこで試験までの時間の使い方がはっきりして、苦手だった文章理解や、試験の解答の順番や時間配分などの対応ができ、当日は慌てることなく取り組めました。私は登録して実務を行う予定でいますが、「実務講座」も気になるので、またお世話になります。本当にありがとうございました!
TAC「令和2年度 合格者の声」より引用
ベーシック本科生
神田先生のWeb講義を受講して、一発合格することができました。自分は飲食店勤務の30代ですが、コロナの影響で働いていた店が長期間休業したことを受け、将来に不安を感じ、自分の新たな可能性を探すつもりで、行政書士試験に挑戦しました。初めての国家資格挑戦で当初は不安でいっぱいでしたが、Web講義を受講したおかげで、本番は自信を持って臨むことができました。神田先生の、必要な知識をわかりやすく的確に教えていただける講義に救われて、自分の人生を変える最初のステップを上がれたと思っています。本当にありがとうございました。
TAC「令和2年度 合格者の声」より引用
実際にTACで合格された方のインタービューはまだ果たせていませんが、今後機会があれば随時、合格者の声をお伝えしていきたいと思います。
まとめ
TACをお勧めする理由は、過去問学習を重視しているからです。
過去問に重点置いた学習方法は、わたしがかつて行った学習方法に近いものがあります。
講座の種類は大別して4つです。
最大5万円の受講料早割制度がありますが、そもそもの金額が高いので、インパクトに欠けます。
また、合格者向けの返金制度はなどは用意されていません。
TACの行政書士講座を検討されている方は、先ずは資料を請求してみましょう。
他校の行政書士講座も見てみる
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行政書士資格講座比較