宅建資格取得のための学習法のうち、独学学習は自分で教材を選ぶ必要があります。従来は冊子のテキストや問題集が主流でしたが、最近はパソコンやタブレット・スマホなどで学習する人も珍しくなくなりました。
特にスマホを利用した学習では、どこでも短時間でも学習できるため利用者が増えてきています。
そこで、今回はスマホで学習できる宅建アプリについて、その効果や利用方法、おすすめアプリについてご紹介致します。
宅建アプリって効果があるの?
そもそも宅建アプリって学習効果があるの?と疑問に思われる方も多いのではないでしょうか。
結論からいえば、アプリ学習は使い方次第で十分「効果がある」といえます。
というのもアプリだけで合格するのは難しいからです。
しかし、アプリを補助教材として、スキマ時間を有効活用して学習することでかなり有益なツールとなり得ります。
宅建試験は過去問の焼き直しがほとんどですので、過去問を繰り返し学習するだけでも合格圏内に到達できます。
いかに多くの過去問を解くかがカギになってきますが、忙しい会社員は学習時間を捻出するのに苦労する方が多いです。
そのような場合にスマホひとつあれば学習できるシステムはとても有益なツールとなるはずです。
有料アプリと無料アプリの違い
宅建に限らずどの学習アプリにも共通していますが、無料より有料アプリの方が使い勝手良いのは言うまでもありません。

無料アプリは広告が入るので、使いづらいといわれますね。

公告の有無だけでなく無料のアプリの場合、情報が最新でないことがありますので、注意が必要です。
アプリで学習するメリットは、いつでもどこでも短時間で学習できることにあります。
忙しい会社員が通勤時間や休憩時間を効率よく利用して、学習できるところが魅力であるはずのアプリ学習ですが、広告が邪魔になり、却って効率が悪くなってしまうのでは本末転倒です。
また、最新の法改正に対応していない場合も同様に逆効果になってしまいます。
無料アプリを選ぶ際には、こういった点に注意して学習に支障のないものを選ぶとよいでしょう。
一方、有料アプリは広告は表示されませんし、法改正にも対応しています。
学習ツールとしての質は無料のものよりずっとよいですが、中には冊子の教材程度の価格のものがあります。
あまり高額な場合は、むしろ講座を利用した方が良いこともあります。
宅建をアプリを選び際には両者のメリットとデメリットを考慮して、自分にあったものを選ぶとよいでしょう。
おすすめの宅建アプリ【厳選5選】
ここではおすすめの宅建アプリを5つほどご紹介します。
宅建アプリおすすめNO.1~スタケン

「スタケン」は宅建の通信講座でご存じの方も多いのではないかと思いますが、不動産コンサル会社であるオーナーズエージェント株式会社が受験者目線で開発、充実した便利機能を搭載したスマートフォンアプリです。
【特徴】
- 過去問10年分、約2,200問が解き放題
- 問題形式は一問一答、四肢択一形式、年度別、弱点攻略から自由に選択可能
- 分野ごとに出題することも可能
- 住宅新報社模試2回分全100問が収録
- 分析・記録機能・ランキング機能付き
- 掲示板機能付き
【価格】 370円
これだけの機能が揃って370円はコストパフォーマンス抜群です。
宅建アプリおすすめNO.2~宅建 過去問 2022

おすすめ2つ目のアプリ「宅建 過去問 2022」は無料ですが、問題数が多いのが魅力です。
【特徴】
- 10年分の過去問演習まで、たっぷり3748問題
- 全問題、解説付き
- チェックを入れた問題をまとめて復習できる機能付き
- 令和3年(2021年)10月実施試験の過去問と解説を収録
【価格】 無料
「宅建 過去問 2022」は、上記の機能を全て無料で利用可能ですが、広告が表示されます。広告無表示で利用したい方は、有料の「本気で勉強プラン」を購入することをおすすめします。
宅建アプリおすすめNO.3~「宅建士」過去問題《受験用》

3つ目にご紹介する「宅建士 過去問題《受験用》」は、21年分の過去問が収録されていて、機能も様々な工夫がされているのが特徴のアプリです。
【特徴】
- 過去21年分(h12〜r02)の試験を網羅
- 4択問題は652問、一問一答は2152問の合計2804問を収録
- 全ての問題の解説付き
- 問題解答中に「参考資料」の参照可能
- 「補図」付きが理解が深まる(ON,OFF可)
- 暗記ノート機能付き
- 成績照会可能
【価格】 480円
『「宅建士」過去問題《受験用》』は有料ですが、無料で利用できるLITE版があります。
問題数が少ないですが、先ずは無料版で使い勝手を試してから有料版に切り替えるのもありかと思います。
宅建アプリおすすめNO.4~宅建士試験SmartAI – 2022年度

「宅建士試験SmartAI」は、TAC出版の「2022年度版 みんなが欲しかった! 宅建士の12年過去問題集」がアプリ化されたものです。
【特徴】
- 12年分の過去問4肢択一形式を577問、一問一答形式を2,226問の合計約2,800問を収録
- 分かりやすい解説
- 絞り込み出題機能付き
- ランダムシャッフル出題機能付き
- 自分の学習の記録や成績をグラフ管理が可能
- 問題ごとの、自己の勉強記録、平均正解率が分かる
【価格】 2,940円
「宅建士試験SmartAI」は価格はパプリの中では高目ですが、その分内容は充実しています。
1年分のみ無料で利用できますので、こちらも使い勝手を試すのに無料で使用しているみるのもありですね。
宅建アプリおすすめNO.5~オンスク

最後のおすすめアプリの「オンスク」はこれまでの4つのタイプとはことなり、講座タイプのアプリととなっています。
そして、「オンスク」は宅建だけでなく全ての講座を定額で受け放題のいわゆる通信講座のサブスクアプリです。
全講座受け放題ですが、1講座だけの受講も可能ですし、一部無料で利用できる機能もあります。
【特徴】
- 講義ムービーは、全講座の本講義を何度でも見放題!
- 全ての問題演習を何度でも解き放題!
【価格】 全講座対象:1,400円/月 1講座のみ:月額720円~1080円/月
オンスクアプリは補助教材というより、どちらかいうとメイン教材として、独学の方やお得に宅建講座を受講したいとお考えの方向けのアプリといえます。
まとめ
スマホを利用した宅建学習は、特に会社員や忙しい方にはおすすめできる学習方法です。
中でもアプリは安価で手軽に利用できるため、おすすめできるツールといえます。
宅建アプリには無料と有料のものがありますが、無料のアプリの場合はいくつか注意点がありますので、利用の際には気を付ける必要があります。
有料のものも、一部無料で利用できるようになっていますので、先ずは無料で利用してみてから有料購入すこともできます。
宅建アプリだけで合格を目指すのは少々難しいですが、補助教材として利用することでかなり有益になりますので、参考にしてただければ管理人としてもうれしい限りです。